職場から府政を考える(3)

府民健康プラザ松原支所 支所廃止で府民サービス、労働条件を低下させるな

今年4月藤井寺保健所(府民健康プラザ)に統合される松原支所(府民健康プラザ)
松原保健所ができた経緯

松原保健所がなかった当時、松原市は藤井寺保健所の管轄でした。保健所が遠いため、大変不便であり、松原市民の利用率は低いものでした。そこで六〇年代に市民の間から、松原市内に保健所が欲しいという住民運動がおこり一九七五年に保健所が設置されました。

保健所の機能充実こそが求められている

そんな経緯すら忘れられたのか、今年4月松原支所は藤井寺保健所に統合され、府内の支所全てをなくすことが、昨年の府議会で決まりました。保健所の業務は、難病・感染症・結核・精神に病む患者に関することが中心です。これらの患者へ検診や訪問、申請手続き等は、施設が身近なほど便利性・機能性・効率性が高まります。けれども、大阪府は統合理由の一つに「業務を集中することによって、効率的な業務運営、もっと機能的にしていく、専門性をもつ」と言います。しかし、藤井寺保健所から保健師が松原在住の患者へ訪問する、府民が申請や相談に松原から出向くことが府民と職員に効率的で機能的と言えるでしょうか。今の社会背景からみれば、むしろ保健所を充実することが求められています。

名称を府民健康プラザから保健所へ

大阪府は、二〇〇〇年度に府民や地元の要望をかわすため、保健所の名称を府民健康プラザに変更しました。そして、29箇所全てに「府民健康プラザ」という新しい名称の看板を立てました。当時は、府民からも「府民健康プラザ」の玄関に来て「保健所はどこですか?」と聞かれることも再三でした。それが今回の支所統廃合にともない、また元の保健所という名称に戻るのですが、「愛称」として府民健康プラザを残し、予算がないから看板等はそのままというお粗末な話しです。

レントゲン検診車「ハト」号の役割

府民の健康を守るレントゲン検診車「ハト」号は、中小零細企業に働く人にとって職場に来てもらえ健康診断を受けることができるので、大変喜ばれています。しかし、咋年の秋には2台の車を更新せず、縮小してしまいました。民間でも検診車がありますが、お金もかかりますので、小さい事務所では呼べません。
「不健康都市おおさか」に拍車をかけようとしているのが、今の府政です。

府民と職員に冷たい府政を変えよう

支所の統廃合は、人員の配置や業務量が明らかになっていないため、職員は不安を感じています。また、この間の14支所に地域を中心とした「保健所拡充」の運動は、松原市議会など4市の意見書採択など地域の府民や行政、関係団体との共同が発展しました。府民の願いや職員の要求を切り捨てる冷たい府政を切り替えることが大切です。