職場から府政を考える(5)

東部流域下水道事務所
やりがい、より良い仕事ができる職場を暮らしになくてはならない下水道

多種多様な下水道事務所の業務

南北の淀川・大和川、東西の生駒山系と上町台地(大阪市域を除く)に囲まれた東部大阪を管轄域とし、流域の下水道整備はじめ浸水対策事業を行っています。また、近年は維持管理業務も増えてきており、維持補修や設備の更新工事も事業の主体となってきています。大雨の時の洪水対策も重要となってきており、「寝屋川流域総合治水対策事業」を河川と下水道が連携してすすめられています。
日常生活排水や工場排水も、下水道が整備され、日頃から適正な維持管理の体制が確立されてこそ自然環境も守られます。あの大震災のとき、下水道の大切さはあらためて感じたものです。東部下水は三つの処理場(渚・鴻池・川俣)と多くのポンプ場を管理していますが、環境問題や新たな治水対策における下水の高度処理、処理計画の見直しも迫られています。分会長は「東部大阪が低湿地帯であり、都市型開発がすすみ新たな洪水対策の必要性が生まれている」といいます。

財政危機打開へ事業見直しと人員増を

「職場の要求は」と聞くと、「人員増です」と職場委員の方は言います。聞けば、あるグループは、昨年末で一人平均80時間を越える残業をした人が半分も占めたそうです。「所属より健康診断を受けるように言われたが、そんなんで時間をとられれば、また残業になる」と言います。「何とかしてほしい」と切実な要求でした。分会長からは、「事業費が膨大でしかも一人当りの要処理工事費の単価が大きい。発注件数も多い中で、体外的協議や調整に必要な時間が十分に確保できないまま、発注ありきで予算消化に追われ、発注後も問題を抱えながら苦労しています。府財政危機打開のためにも、府民の立場から必要な事業の見直しと、仕事にやりがいをもち、より良い仕事ができる組織の確立と人員配置、職員の労働条件と職場環境の改善が今重要課題となっています」。

総務サービスセンター整備事業4月実施なら職場は混乱

別の職場委員は、「こんな忙しい職場に総務サービス事業が一斉に実施されると、職場は混乱する」と言います。出勤の試行実施時も、職員の把握に時間を要したようです。現場への出張も日々多く、グループ長への負担が非常に大きくなることや、かなりの苦情や質問が、削減された総務グループに集中することを危惧しているとありました。個々人が利用できるまでの十分な説明や試行期間もなく、出先職場にはなじまない事業ではないかと怒りを述べていました。