知って!私たちの職場(1)

文化財調査事務所
未来への伝言発言 夢を府民と共感できる仕事です
新時代へのロマン 古代からの贈り物

私たちの職場は「大阪府教育委員会文化財調査事務所」と言います。堺市竹城台に1997年4月に開所しました。3階建てのビルです。それまで工事用のプレハブを調査事務所にしてきましたが、ちゃんとした建物がはじめてできました。うれしい限りです。文化財保護課の調査・整理部門が本庁から分離してここに集まり、職員30名、非常勤職員数十名が働いています。大阪府の遺跡の調査成果や新しい発見は、ここから発信されています。正しい歴史と夢を提供するのが、私たちの仕事です。新しい世紀をむかえ一言。歴史は未来を築くエネルギーです。

最近長びく不況のためか、文化財行政を取り巻く情勢にも厳しいものがあります。しかしながら、文化財は先人が我々に残してくれたメッセージです。これをきっちり評価し、生かしていくことが我々の使命です。新しい世紀をむかえた今年こそ、気持ちを新たに、よりいっそう文化財を守り伝えていく努力が必要だと思います。(横田 明)

自分が生きている時代に、新しい世紀の節目を迎えることができ、うれしく思っています。就職して9年が過ぎますが本課では最年少。新たな展開が求められる文化財行政に携われることを幸運に思うとともに、わが考古学人生を全うするためにこれからもがんばっていきたい。(小浜 成)

埋蔵文化財の調査を続けて10年が過ぎました。私事ながらその間、遺跡の調査が縁で結婚。長男・長女が誕生しました。家族が増して新居に移り、にぎやかに21世紀を迎えたわけです。一方、文化財の調査を取り巻く環境も年々変化してきました。今後は、いかに調査成果をひろく伝達し、府民に理解・活用して頂けるかがカギになると思っています。(西川 寿勝)

20世紀は捨てる年でした。21世紀は活かす年に…。私たちの仕事は、人々が捨て続けた『ゴミ』から多くを学んできています。確かに20世紀は、長い人類の営みの中で、飛躍的に技術革新が行なわれ。生活の中にゆとりが生まれました。21世紀を活かす歳にするために、私たちは、出土した遺構や遺物に残された、人々の想いと生活を今、描いていきたいものです。(井西 貴子)