新型コロナウイルスの感染拡大への対応と感染防止のため、不急の業務を延期・縮小し、保健所や健康医療部、府立病院、大阪健康安全基盤研究所への支援を抜本的に強化し、職員と府民のいのちと健康を守るために全力をあげよう

府民のみなさん
4月7日、大阪に緊急事態宣言が出されました。

「いったいいつまで続くのか」「満員電車が気になるけど仕事が休めない」「学校休校で子どものことが心配」「お店が休みになって収入がなくなった」「いつ仕事がなくなるか不安でしょうがない」連日、感染者が増え、先の見えない状況の中で不安を抱えている人が多くいます。
そんな不安を1日も早くなくしたい、府民のいのちと健康を守りたいという思いを胸に、大阪府の保健所やすでに中核市へ移管された保健所、大阪府から切り離されて府直営ではなくなった府立病院、大阪健康安全基盤研究所(旧 公衆衛生研究所)では、保健師や医師、看護師、研究員をはじめ職員が必死に奮闘しています。
保健所では、鳴り止まない電話に対応するとともに、感染の疑いのある方の検体の採取、陽性と診断された方の搬送の付き添いや濃厚接触者の名前や連絡先の聞き取りと連絡など、緊急の対応に追われています。
府立病院では、マスクや防護服が不足する中、増え続ける患者への対応に追われています。
大阪健康安全基盤研究所では、土日も含め連日連夜のウイルス検査に追われています。

「大阪府(都道府県)は広域行政、調整業務だけやってればいい」「大阪府と大阪市の二重行政はムダ」「民間でできることは民間に」という流れの中で、大阪府の多くの業務や権限が市町村へ移管され、民間委託(独立行政法人化)が進められ、職員数は減らされ続け、大阪府の職員数は全国最低レベルとなってしまいました。
それでも私たちの仲間は「人が減らされても目の前の仕事を放り出すわけにはいかない」「府直営でなくなっても公的な役割を果たさないといけない」という思いを胸に、現場で必死に踏ん張ってきました。今も、自らの生活を犠牲にしつつ疲弊しながらも懸命に頑張っている仲間がたくさんいます。
緊急事態宣言を受けた今、私たちは、府民のみなさんのいのちと健康を何としても守り抜くために、現場で働く仲間の健康と安全の確保、府関係職場一丸となった感染拡大の防止、国や大阪府による補償を求める緊急の申入れを行いました。

新型コロナウイルスは感染しても重症化する人が少ないため、無症状のまま、知らないうちに感染を拡大させている危険性が指摘されています。このままでは国内での感染者が2週間で1万人、その後8万人に増えるという試算も出されています。
そうなったら、私たちがどんなに頑張っても医療や公衆衛生は崩壊し、みなさんの生命を救うことができなくなります。
みなさん、どうか家族や大切な人を守るため、爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を回避するための行動をよろしくお願いします。

医療や福祉、公衆衛生をはじめ、地方自治(行政)をつくるのは、一人一人の住民のみなさんとそれに寄り添い、仕事をする私たちです。
これまでも住民のみなさんの声を聴き、いっしょに力を合わせることで、保健所や病院、公立保育所や学校をつくってきました。

今回のような未知なる感染症の流行、地震や台風、集中豪雨などの自然災害、予期せぬアクシデントが起こったときでも、私たち府関係職員と府民のみなさんが力を合わせ、乗り越えていける大阪府を実現させましょう。

2020.04.08 緊急申入れのサムネイル