労働組合でととのえる


秋の交渉に向け始動

8月7日に国家公務員の給料や労働条件に関する人事院勧告がありました。勧告では初任給に重点を置きつつも、全世代での給料・ボーナスの引上げが勧告されました。昨今の物価上昇には追いつかない不十分なものですが、この間の全国的な労働組合の運動が生み出した成果です。

大阪府では10月中旬に府人事委員会の勧告が出され、下旬から11月にかけて「秋の交渉」に取り組みます。8月28日には、民間企業や府内自治体の労働組合と一緒に、府人事委員会への要請も行いました。

ベテラン・中堅職員も、再任用も、非常勤職員も、全ての世代での大幅な給料引上げ、職員増による長時間労働の解消、オンコール手当の実現など、安心して働くことのできる環境をめざし、取り組みを進めます。

<病院労組>アンケート結果をもとに要求づくりへ

病院労組では、働き続けられる病院職場をめざして、「府立医療センター職員アンケート」に取り組み、すでに300件以上の回答と切実な声が寄せられています。

今後は、アンケート結果をもとに、要求づくりをすすめ、秋の交渉に取り組みます。昨年見送りとなった給料引上げや府職員に準じたボーナスや地域手当の引上げ、職員増による長時間労働や夜勤回数の縮減など、安心して働くことのできる環境をめざし、取り組みを進めます。

 

ちょっとしたことでも気軽に相談を

毎日、暑い日が続いています。熱中症や夏バテなど体調を崩しがちな時期でもあります。また、仕事が忙しく時間の余裕がなかったり、休憩や休養が取れなかったり、職場でのトラブルを抱えている人もいるかもしれません。「気持ちが冴えない」「やる気が起きない」「体がだるい」といった心身が疲れている症状は出ていませんか?

このような状態が長く続けば、うつ病をはじめとする健康問題のリスクが高まる可能性があります。府職労では組合員のみなさんの相談体制もつくっています(未加入の方も、加入することで相談可能です)。産業カウンセラーの資格を有した役員による相談も可能です。

まずは愚痴など、いま感じていること、モヤモヤしていることを話すだけでも構いませんので、まずはご連絡ください。また、職場で悩んでいる仲間がいれば、ぜひその情報などもお寄せください。もちろん、秘密は厳守します。

 

相談は、組合員専用アプリ「TUNAG」もしくは、メール(info@fusyokuro.gr.jp)、電話(06-6941-3079)までご連絡ください。

 

労働組合は、そこで働くみんなの働く環境をととのえ、働く人の心をととのえるためにあります。だからこそ、みんなの「力」を集める必要があります。「力」が集まることで、交渉で大きな力を発揮することができます。職場の中に組合員が多くいれば、働きやすい環境をよりととのえやすくなります。

また、職場の人間関係の外で仲間とつながることができるので、安心して話ができたり、気軽に相談することもできます。何か問題が発生したり、困ってからでは手遅れになることもたくさんあります。つながりを作っておくことは働き続けるうえでとても大切なことです。

「労働組合に入らない」という選択は、「現在の労働条件に文句はない」「仕事や職場で不満なことがあってもガマンする」という選択です。

府職労に加入して、横につながり、いっしょに声をあげる仲間になりませんか?加入を心よりお待ちしています。

 

府職労加入はこちら▼

https://www.fusyokuro.gr.jp/participation

 

組合があってよかった!

健康医療部 保健師(20歳代・女性)

子どもが生まれたときの祝金、制度や休みの取得方法の相談など、自分自身が子育てをする立場になり、あらためて組合に加入した魅力を感じました。

妊娠中は通勤緩和や妊婦健診のための休暇を取得し、自分の体調にあった勤務をすることができました。育休中の今は、復職後の時短勤務、それと併用した休みの取得方法などを相談しています。

仕事と子育ての両立は難しく感じますが、これからも組合が交渉して獲得した制度や休みを活用していこうと思います!

国際がんセンター 看護師(30歳代・女性)

祖母ががんになったとき懸命にケアする看護師の姿を見て私も看護師をめざしました。最初に就職した病院は残業代も支給されず、20時まで日勤して23時から夜勤ということも当たり前でした。毎日泣きそうで、この環境では私のめざす看護師になれないと思って退職を決意しました。

いまの病院には労働組合があったので加入しました。給料が上がらなかったり、不満なことはいっぱいあります。でも、労働組合があるから諦めずに声を上げることができます。みんなで協力し合い、一人で悩み退職してしまう看護師を減らしたいです。

福祉部 行政職(40歳代・男性)

毎日終電までの残業が続き、体力的にも精神的にも苦しい時期がありました。諦めて退職することも考えた息の詰まる日々が続き、組合に相談しました。

職場では相談しづらかったことも、ゆっくり話を聞いてもらい、すぐに何かが解決したわけではないのですが、大きな精神的な支えになりました。

息抜きができる場所、気軽になんでも話せる・相談できる場所、私たち職員に寄り添ってくれて、働きやすい環境を守ろうとしてくれる組合は大切な存在です。

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