組合があるから変えられる

知事部局

全職員の賃上げ10万円超の差額支給へ

府職労の「秋の要求交渉」の結果、4月に遡って全職員1万円前後の賃上げ(給料表の改定と地域手当引上げ、ボーナス0.05月分の引上げ)が実現。全職員に4月以降の引上げ分が「差額」として支給されます。差額支給の時期は府議会での条例可決後に決まりますが、年内支給となる見込みです。

差額っていくら?

改定後の給料月額と現在の給料月額をもとに以下の計算式で試算できます。

差額支給額
=(改定後の給料月額×1.128×13.65) - (現在の給料月額×1.118×13.6)

改定後の給料表
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:47ba37fb-aefd-4a82-aa57-9ebb4d81d29c

現在の給料表
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:f37d1b11-5780-4650-9c74-54fc4c04b450

【声をあげ続けた結果】
通勤手当は時短または乗換回数減で認定

これまで通勤手当は最安経路での認定が原則とされていました。多額の自己負担を強いられたり、時間のかかる経路で通勤せざるを得ないという職員も少なくありませんでした。

交渉で声をあげ続けた結果、来年4月から最安経路と比べて時間短縮または乗換回数が少ない経路での認定が可能となりました。

【非常勤職員の待遇改善】
時給引上げ、病休10日を有給化

非常勤職員(週5日または週29時間以上、6か月以上の任期)の病気休暇について、来年4月より90日(無給)のうち10日間を有給化が実現しました。

また、報酬単価についても常勤職員と同様に4月に遡って引上げられ、差額が支給されます。(差額支給の時期は未定)

昨年は子の看護休暇の拡充や冷暖房時間の延長、トイレの洋式化なども実現しています

 

 

府立病院

【ガマンも限界!】
医療従事者の賃上げは待ったなし

府職労・病院労組は12月に要求書を提出し、病院職員の給料やボーナスの引上げ、残業が当たり前、休暇すらまともに取れない過酷な職場実態の改善を求め、交渉をスタートします。

府立病院は2006年に独立行政法人化されましたが、公的医療を担う病院であることに変わりはありません。しかし、独立行政法人化以降は「赤字」「経営難」を理由に、賃金の抑制が続いています。昨年もボーナス引上げは実現したものの、給料引上げは見送られました。府民の命や健康を守る最前線で働く職員がこのような状況に置かれていることは許されません。みんなで声をあげ、給料・ボーナス引上げをはじめ、切実な要求を実現させましょう!

病院赤字は府の責任

府立病院は公立病院として、高度専門医療や不採算医療、政策医療を担う役割があります。当然、大阪府はその責任を負わなければなりません。しかし、大阪府は年々運営費負担金(府からの交付金)を減らし続け、独立行政法人化当初より約70億円も削減しています。それが府立病院機構の赤字の大きな要因となっています。

全国的にみても、運営費負担金の少なさは際立っており、全国平均の3分の1程度となっています。

府職労・病院労組は、府立病院機構に要求書を提出するとともに、大阪府健康医療部長に対し要請も行います。

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