【連載】りかことたいちの職場訪問 ~こんなとこにも組合員25~

教育庁 学校総務サービス課
調整グループ 石野 翔哉さん

大阪府内で働く教職員のサポート

府庁別館3階の教育庁学校総務サービス課の調整グループでは、課内の庶務や府立学校、大阪市・堺市を除く市町村立学校教員の職員証・徽章交付等に関することや退職手当の計算から支給までを9人の職員で対応しています。

退職を迎える職員が増える年度末は忙しい時期を迎えます。そんな中、入庁4年目を迎える石野さんを取材しました。

「仕方ない」からやりがいのある仕事をめざして

料理が好きだった石野さんは高校卒業後、地元の奈良を離れ、愛知県の飲食店で働き始めました。朝早くから夜も終電ギリギリまで働き、家に帰って寝るだけの毎日だったと当時を振り返ります。休みの日も料理とは関係のない勉強会で一日を費やさなければならず、モヤモヤとした気持ちを抱えながら、板前になることを夢見て頑張っていました。

しかし、なかなか料理をさせてもらえず、温めた料理を盛り付けるだけで、全く成長ができないことに不満を感じ、次第にやりがいも感じられなくなり、好きなことを諦めて退職し地元に戻ってきました。

自分の選んだ道だから大変なのは仕方ないとはいえ、働く環境について考えるきっかけになったと話してくれました。次に働くところは安心して長く働き続けたいという思いから公務員をめざし、大阪府に入庁しました。職場では自分の息子のように温かく接してくれるみなさんのおかげで頑張れていると笑顔を見せます。入庁してから大阪府の仕事が多岐に渡っていることを知り、府民や住民のために頑張る職員の姿を見て自分自身のやりがいにもつながっていると語ります。

楽しい組合活動を通してつながりを

府職労青年部で部長もつとめる石野さんですが、入庁したころは「公務の職場なので労働環境も給料も良いだろうし、そもそも労働組合は必要ない」と思っていたそうです。しかし、今では職員の声を集め交渉をすることで新しい制度ができたり、働きやすい職場になっていくことを知り、自身の経験からも労働組合の大切さを実感しています。

 「高卒の給料では1人暮らしはできないなぁ」と自ら感じたことや、身近な若手職員の声を聞いて待遇や給料を上げることにも力を入れたいと力強く話してくれました。

とくに横のつながりが少ないことへの問題意識は強く「ただでさえ同期のつながりもあまりないのに、コロナ禍で新しく入ってくる職員は絶対に孤独を感じているはず」と、労働組合に加入し、青年部の活動を通じて、全く違う職種や職場、府立病院の看護師たちとつながりができたことは労働組合でしか得られないと、自身の経験を振り返ります。

今年入ってくる新しい職員が孤独に感じないよう働き続けられるように、これまでにない新たなつながりを作るため、気軽に参加できるイベントを青年部で企画したいと意欲満々です。Zoomなどのオンラインも活用して、忙しい青年部のメンバーがみんなでわいわい話しながら今後のイベントを進められるように工夫もしています。

明るく元気な石野さんの取材を通じて「楽しい組合活動がしたい!毎週のように若い人が集まるような青年部にしたい!新たなつながりを広げていきたい!」という強い気持ちが伝わってきました。 

【聞き手 茂内梨香子・越智太一】

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