1年以上続くコロナ対応で
身も心も限界に
大切な命をつなぐため、第5波を見据えた万全の対策を

コロナ第4波による感染が急激に増加した5月、府の保健所で働く保健師を対象に緊急アンケートを取り組みました。65人の保健師から回答が寄せられました。コロナ対応が長引く中、保健師の過酷な労働実態があらためて浮き彫りになりました。

半数以上が月80時間超の時間外勤務

回答者の約半数が、この1年間で月80時間以上の時間外勤務をしています。

そのうちの約6割が100時間以上(全体の3割)の時間外勤務をしています。

 

「退職を考えた」約7割

コロナ禍の1年の中で退職を「考えたことがある」と答えた保健師は半数を超え、「現在も考えている」は約2割となっています。

約7割が退職を考えるほどの過酷な実態です。

 

睡眠時間は5時間以下

仕事がある日の平均的な睡眠時間については、約4割が「5時間」と答え、約3割が「4時間以下」となっています。

連日の残業や休日出勤により、睡眠時間を削らざるを得ない実態となっています。

 

 

倦怠感やイライラ、
やる気や集中力が低下

連日の長時間労働によって、睡眠も十分にできず、連続した休暇が取れないため、十分に体を休めることもできない状態が長く続いています。

そのことによる体調への影響も大きく、多くの保健師が倦怠感や集中力低下、頭痛などの症状を訴えています(他にも免疫力の低下、持病の悪化、腰痛、耳が聞こえにくいなど)。

すでに体調の悪化により長期休暇を取らざるを得なくなった保健師もいます。

 


アンケートと合わせて、コロナ第5波を見据えて、住民の「命をつなぐ」ために必要な対策についても意見を集約し、提言をまとめました(提言についてはこちら)。この提言は7月13日、吉村知事と健康医療部長あてに提出しました。

 

アンケートに寄せられたいま一番つらいこと

膨大な業務を長時間労働でこなしているが十分な対応ができていない。うっかりミスや判断の甘さ等にもつながってしまっていると思う。

自分の子どもが精神的に繊細で、私が残業すると翌日号泣したりするが、やらないとまわらない業務と子どもに我慢させていることの両方がつらい。私も泣きたくなる。

保健師が日々限界を超えて働いていること。平日の日勤帯分の人材しかいないのに、夜間や土日祝の勤務を1年以上継続している。みんなの身体が本当に心配。応援の派遣は入れ替わりが激しく根本的解決にならない。

一件一件に時間をかけた対応が難しく、事後フォローの時間がほとんど取れないこと。

必要な方に必要な医療や治療が行き届かないこと。

通常業務で受け持っているケースの方への対応が後回しになり、不安や迷惑をかけていること。

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