パンチ島田のさすらい放湯記

日山温泉 ひやま山荘 お湯センター

「泳げる露天風呂には水着を着けずに入って下さい。」の貼紙は遊泳禁止の意に非ず。長い板塀が男女を仕切る大露天風呂はコンクリート製で規模と形状はプールそのもの。仄かな硫化水素臭と気泡がある湯は、消防用のような太いホースから音を立てて噴き続けて湧き出たままの鮮度を保ち、湯上りは芒硝ならではの浴感が残る。更には別の露天風呂も内湯もカランも全て源泉かけ流しだから、その湯量たるや恐るべし。宮城との県境の山間部、鄙びた赤倉の温泉街から外れて急坂を登ったところの日帰り施設。「センター」には違和感あり(笑)。

※温泉情報

①入浴施設・〇二三三(四五)二八五六

②山形県最上郡最上町大字富澤八三四―五(JR陸羽東線赤倉温泉駅からタクシーで五分)

③五百円

④低張性―弱アルカリ性―高温泉・ナトリウム・カルシウム―硫酸塩泉、神経痛・筋肉痛など

公式サイトはありません

(島田祐輔)

 
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