「メリットがないから労働組合に入らない」という声をよく聞きます。確かに、労働組合に入ると組合費が必要ですし、入っていなくても同じように給料やボーナスが上がったり、休暇制度などの権利も行使できます。
でも、そう思っている人でも、「労働組合がなくてもいい」と感じている人は少ないのではないでしょうか?
みんなの力で運営するのが労働組合
労働組合の活動は100%組合費で運営されています。組合員のみなさんの組合費が唯一の財源です。もし、みんなが「労働組合に入らない」という選択をすれば、労働組合は活動を続けることができなくなります。
「労働組合がない未来」を想像してみてください。給料やボーナス引上げの交渉はできなくなります。人が減らされ続けても声をあげることもできません。いま当たり前に使っている休暇制度がなくなったり、事実上取得できなくなるかもしれません。冷房を切られても文句も言えません。あちこちの職場でハラスメントが起きても、みんなが見て見ぬふりをしてしまうかもしれません。いずれにしても、弱い立場の「労働者」は、ガマンして働き続けなければならなくなります。
「え?これっておかしいのでは?」と言えるメリット
今でも組合員のいない(少ない)職場では、「え?これっておかしいのでは?」と感じても誰も声をあげられないことが多くあります。そのことで少なくない人が傷ついたり、職場を去ってしまうケースも起きています。
労働組合のないブラックな未来にしないためにも、ぜひ、労働組合の運営・活動にみなさんの力を貸してください!職場の組合員が増えれば、確実に働きやすい環境が広がります!