My Story ~私と労働組合③~
「やってみないとわからない」を伝えたい
大阪健康安全基盤研究所職員労働組合 左近 直美

My Story

女性が安心して働き続ける職場にしたい

就職して先輩方のお誘いがあり労働組合に加入し、もう25年になります。そのなかでみなさんにお伝えしたいエピソードが2つあります。

1つは分会の婦人部という名称を女性部に変更したことです。本部より数年早い変更でした。婦人部役員になったとき、ある年配の男性研究員(組合未加入者)から「婦人部っていうなら、婦人しか入れないのに○○さんはまだ入れるんですか?」という信じられない発言を受けました。「婦人」という言葉に男性がもつイメージがあること、そういう目で見られていることを変えるため、女性部に変更しました。

「女性であると決めるのは自分自身」と強く思った瞬間でした。就職前には思いもしなかった女性であることで受けた不利益を聞いたり、女性の体に関する学習会があったりと働く女性を知る場が組合の女性部でした。

女性部という枠がなくてもいい時代になることが理想ですが、女性の身体的・生理的現象について日本は男性も女性も理解が低いと思っています。女性ばかりで話さず、生理や出産について男性を巻き込んで活動をすると両方の理解が進んで働きやすくなると思います。育児のための休業も短時間勤務も部分休業も無給です。これからの社会を支える子どもを大事に育てるために必要な時間なのに、働いてないとの判断が腹立たしく「なんて考えが小さい世の中か」と嘆いています。社会全体で子育てをサポートする体制ではない象徴のように思っています。男性と同じように働きたいと思う人もいるでしょう。自主的に育児のための休暇制度を使って、子どもとの時間を多くしたいと思う男性が増えることを願っています。

良い環境作りは良い成果を生み出す

2つ目のエピソードは、ずばり大安研労組の執行委員長経験です。

4年前、研究所の独法化にともない大阪健康安全基盤研究所職員労働組合となりました。法人として人事評価制度を規定する時期にあたり、しかもコロナ検査の担当部署でもあり「これは大変な年に委員長になってしまった」というのが本音でした。

何がベストの選択なのか、インターネットで調べたり、ときには帰り際に法人当局に聞きにいって教えてもらったり、本部や労働者代表に相談したり、ほんとうに色々と教えてもらいました。

労働とはなんだろう?管理職とはなんだろう?なんで賃金リンクなんだろう?公衆衛生とは?と自分が働く環境を考えました。最終的に人事評価の賃金リンクにおいて成果を得ることができました。この成果は、組合が働くものにとっても当局にとっても必要な存在であることの現れだと思っています。

「良い環境作りは良い成果を生み出す」と考えていると、その環境作りに関わらない労働者とはなんだろうか?という新たな疑問も出てきました。それは労働者としての権利や義務までも放棄しているのではないかと思うようになりました。委員長を経験して思うことは「大変だったけどやってみてよかった」ということです。執行委員長経験者が増えていき、全員が執行委員長を経験する体制が実現されればいいなと思います。

全員参加の労働組合を実感

そして、執行委員長として参加した本部の活動は衝撃的でした。一番驚いたことは、会議のスタイルです。コロナ感染対策としてZoomを活用した会議も早期に導入され、レジメはリンク付きのペーパーレスになっています。時間も厳守で、必ず発言することになっているので、本部には参加支部の状況が把握・更新されていきます。本部の活動は全員対話(参加)を重視していると感じました。

みなさんが思っている組合の印象とは随分違うと思います。私自身も大安研労組の委員長として活動をすることで当局との対話・交渉の大切さや組合の大事さを経験しました。

「誰かに言ってみないと変わらない。やってみないとわからない。」をみなさんに伝えたいと思います。

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