パンチ島田のさすらい放湯記

足温泉 足温泉館

温泉番付上位で知られる湯原温泉から旭川沿いに数キロメートル下ると、内湯を持たない小さな宿が四軒と、今もそれらの外湯であるこの共同浴場が美作街道の対岸にへばり付く様に並んでいる。川底から自然湧出する源泉は、平成十一年に現在の建物が新築されたときには循環併用だったが、昨年リニューアルした際にかけ流しに変更。中国山地に多く見られる滑りの強い無色透明の温めの湯で、加温している。元亀年間には武士の刀傷を癒すために湯を樽詰めにして送ったと伝わり、樽が転じて足(たる)となったとのこと。川風に当たる露天風呂が心地好い。

※温泉情報

①入浴施設・〇八六七(六二)二九六六

②岡山県真庭市都喜足三四六―一(JR姫新線中国勝山駅から真庭市コミュニティバスで「足温泉前」下車徒歩三分)

③六百円

④低張性―アルカリ性―温泉・アルカリ性単純温泉、神経痛・筋肉痛など

公式サイトはありません

(島田祐輔)

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