パンチ島田のさすらい放湯記

長井あやめ温泉 ニュー桜湯

五年間休業していたが、経営が変わって二年前に復活。その際に外観の板張りが漆黒に塗り替えられ、名称には「ニュー」が冠された。長井の市街地を望む高台に建ち、前面上部を大きく開口部として外光を取り込む内湯の岩風呂はさながら露天風呂。床には蔵王石を敷く。僅かな濁りに微小の湯の花が混じる緑褐色の湯は、冷泉の大林源泉を加温してかけ流しにしたもので、見た目よりあっさりした浴感。洗い場が三箇所の小さな施設だが、低廉な価格を維持しながらも石鹸等が備付など、随所に溢れる気遣いが地元客の支持を集めている。

※温泉情報

①入浴施設・〇二三八(八八)七二八〇

②山形県長井市寺泉四二四六―一三(山形鉄道フラワー長井線長井駅から長井市営バスで「大沢」下車徒歩十二分)

③三百円

④低張性―アルカリ性―冷鉱泉・ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉、神経痛・筋肉痛など

公式サイト https://saitoush17163.wixsite.com/website

 

(島田祐輔)

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