パンチ島田のさすらい放湯記

 

蔦温泉 蔦温泉旅館

震災で客足が遠のいたときは存続が危ぶまれた千年の秘湯は、地元企業の手で廃業を回避。幾度の改装を経るも由緒ある本館の佇まいは変わらず。嘗ての混浴「久安の湯」は時間帯で男女を分け、男女別の「泉響の湯」は高天井が爽快。何れも檜葉と山毛欅を贅沢に用い、源泉の上にある浴槽は底板から自然湧出する「源泉湧き流し」。森の湧水で温度を調整する。無色透明無味無臭で一見何の変哲もないが、心地好さと力強さが調和するのが名湯たる所以か。こよなく愛した大町桂月もアントニオ猪木もこの地に眠る。

※温泉情報

①宿泊施設・〇一七六(七四)二三一一

②青森県十和田市奥瀬字蔦野湯一(JR奥羽本線青森駅からJRバス東北・みずうみ号で「蔦温泉」下車すぐ)

③八百円(日帰り利用は冬季休業)

④低張性―中性―高温泉・ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉、神経痛・リウマチなど

 

公式サイト https://tsutaonsen.com/

 

(島田祐輔)

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